●2009年【米・日・中・台湾・韓】 上映時間:144分
●監督: ジョン・ウー
●キャスト:トニー・レオン(周瑜)、金城武(孔明)、チャン・フォンイー(曹操)、チャン・チェン(孫権)
【Review】

やっっっっと観てきました。PARTⅡ。
いきなりだけど突っ込みどころから入ります(笑)
まず、この―未来への最終決戦―ってB級臭漂うタイトルはいかがなものかと。
それから、尚香が魏軍の兵に扮して、敵地に潜入するんだけど、
どうみても女なのにバレないとかありえないし、どういうルートで帰ってきたかも謎。
そんな素敵なルートがあるならそこからゴニョゴニョ・・・・
尚香と劉備はのちにケコーンするのに(←政略結婚だけど)、全然絡みがなかったのも残念。
蹴鞠のシーンや、尚香と叔材(だっけ?)の友情シーンもイラネ。と思ったのは私だけ??
(※どうやら監督は、戦争というものがなければ、魏の人間も呉の人間も蜀の人間も仲良くやれるのだということを示したかったようです。)
てか、叔材の最期、戦場で弓矢にグッサグッサ刺されているのに、尚香、無傷ってねぇ?
あと落ちてくる、小喬を受け止めるシーンとかも、失笑モンでしたなー。
そんでもって、尚香が魏軍に扮するシーンはあるくせに、黄蓋の苦肉の策は採用されないし!!!
あの黄蓋のシーン、切なくて好きなのに・・・・。
あと、赤壁といえば、火計、そしてその火計が大成功したのは連環の計があったからなのだけど、
それを提案した龐統は出てこず!!無いわー。
小喬が1人で魏軍に乗り込むのもありえないよね。
そして、やっぱり中村獅童演じる関興の必要性がわからない。
あと、前回も言いましたが、魏が悪者で呉と蜀が正義感溢れる連合軍みたいな図式がどうにもこうにも歯がゆかったです。
人物別の感想を挙げると、
■孔明&周喩
男の友情が芽生えてましたが、本当はお互い疎ましいと思ってるんじゃないの特に周喩!という目でどうしても見てしまいました(笑)
■孫権
マンガや小説のイメージだと、父と兄には適わない、日和見くん、って印象だったんだけど
この作品の孫権役の俳優さんが、すごいイケメンだったんで、すこし好きになりました(笑)
周喩と配役逆じゃね??ぐらいの感じw

■劉備
影うすッ!!
まあ、背景が赤壁の戦いだからしょうがないんだろうけど。
■曹操
曹操様はあんな小物じゃないやい!!(俺、キモス!)
なんか描かれかたが可哀想だったなー。
■張飛
意外と、小柄(笑)
蛇矛もっとつかったげて!!
■趙雲
きっと、中国人は趙雲ファンが多いんじゃないかなって思うぐらい、
趙雲の戦闘シーンが一番がかっくいかったですよ。
一番、リアル三国無双っぽかった。
■魯粛
アタシ的にこの作品の中で一番好きなキャラ。
お人良しの心配性で、マジイメージ通り!!
<カカシ>のくだりには笑わせてもらいました。「口をきいた!!!」ってwww
そんな感じでいろんな不満はありながらも、全体的にパート1よりは面白かったです。
迫力満点で、戦闘シーンは相変わらず助長感あるけど、前回よりはテンポ良かった。
まあ、前回も思ったけど、三国志という歴史の中の一場面としてこの映画を捉えちゃダメだってことですね。
レッドクリフはレッドクリフという1つの映画で、三国志とはやや別物みたいな観方をしたほうがいい。
スピンオフ的な?
だから、案外、三国志好きの人よりも、三国志を全然知らない人が観た方が楽しめるんじゃないかとすら思いました。
色々言いつつ、三国志という壮大な歴史を映画にしてくれたことにスタンディングオベーションな気分で星4つです。
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で、Part1からカッコイイ!!と思っていた趙雲がまたPart2でも大活躍でカッコよくてまじ惚れましたw
いいとこ取りでヒーローでしたねー。
趙雲好きには満足でしたw