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告白

■2010年【日】 上映時間:106分
■監督 中島哲也
■キャスト
松たか子(森口悠子)
岡田将生( ウェルテルこと寺田良輝)
木村佳乃( 下村優子(直樹の母)
井之脇海( 前川優真)
新井浩文(渡辺修哉の父)
山口馬木也(桜宮正義)
芦田愛菜(森口愛美)


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(2011/01/28)
松たか子、岡田将生 他

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【STORY】
ある中学校の教師森口(松たか子)が、終業式のホームルームで不気味な告白を始める。数ヶ月前、自分の幼い娘(芦田愛菜)が校内のプールで溺死した事故は、じつはこのクラスの中の2名による殺人だったというのだ。そんな衝撃の事実を知らされながらも、まるで深刻にうけとめず、好き勝手に騒ぐばかりのこの崩壊学級の少年少女たち。だが教師は少しもひるむ事無く、次に告げた「ある事実」により、全員を凍りつかせてしまう。


【REVIEW】
rating_06.gif

こりゃ、R-15指定に納得だわ(笑)

色んな意味でえぐい。

だけど、2時間弱の間、そのえぐさにずっと惹きつけられっぱなしだった。

ちなみに、小説のほうは未見です。いずれ読みたいな。

見ている最中は、怖い・不愉快・嫌い・むかつく、うざい、とか負の感情ばかり沸くのに、
見終わって、こりゃ見事な作品だわって思った。嫌なんだけど認めざるを得ない、みたいな。
すごい作品だけどもう観たくない、って人が多数いたのも頷ける。
でも私は、もう少したったらまた観たい。

公開当事、なにかと話題にはなってたけど、こんな映画だとは思わなかった・・・・・。
ラブリーボーンを観たときの嫌な気持ちとなんとなく似てるけど、私はこっち(告白)ほうが断然好きだな。
ここまで徹底して救いが無いといっそ清々しい(笑)

以下、ネタバレしまくりなので、未見の方でこれから見ようと思ってる方は観てから読んでくだはい。




物語は、中学1年生のクラスの担任をしている教師森口悠子が、
終業式後のホームルームで、淡々と話し続けるところからはじまる。
その話し方はまったく血の通っていない印象を受ける。

以前の森口は、やる気もあり、教育に情熱を傾けていたようだけど、
頑張っても頑張ってもその思いは届かず
その思いの強さだけに心を閉ざしてしまった感じ。

生徒たちは全く先生の話など聞いていない。
まるで、先生なんてそこに存在していないかのように、
友達とおしゃべりしたり、ふざけあったり、携帯をいじったり、音楽を聴いたり
思い思いのことをしている。
それでも、それがいつもの光景なのか、森口はまったく動じず話続ける。
森口が「今月イッパイで教師を辞めます」と伝えたときだけ、
「マジかよー!やったー!!!」と今まで全然話を聞いていなかった生徒たちが騒ぐ。

自分の思い通りにことが運ばなければ、全部誰かのせい。
自己顕示欲だけは一人前。
本当に胸糞悪い生徒たち。


自分が、小・中学生の頃は、まったくもってそちら側にいたはずなのに、
(学級崩壊という言葉は当時無かったけど、完全にそれだったと思うクラスにもいたことがある)
今となっては、そういう子供たちを見るとイライラし嫌悪してしまうのはなぜだろう。

そして、森口は淡々とした話を続けながら、自分の愛娘が殺され、その犯人はこのクラスの中にいる、
という”告白”と、そいつらに何をしたかを告白し、生徒たちは凍りつく。
そこから彼女の復讐劇がはじまる。


・・・ここまで30分ぐらいかな?
この先どんな展開になるのかまったく想像つかなかった。


その後、一人称がどんどんと変わり、それぞれの目線での告白が語られる。

私は最初この犯人を捜すミステリーなのかと思ってた。
でも全然違った。その犯人はすぐに知らされる。

多くの復讐劇は、その相手を激しく憎みながらも、相手の事情・弱さなどを知ってしまったら
わずかであっても慈悲の気持ちが出てしまったりする。
だけど、この映画は違う。だからいい。
これは私の想像だけど、途中(ファミレスのあたり)森口の気持ちが折れかけてたような気がする。
でもその後の強烈なシーンで、毒には毒をもって制す、と完全に決めた感じがした。


この作品の中には色々な狂気が渦巻いているけど、私が一番嫌だったのはクラスメート達だな。
笑いながら人をいじめる。でも、それがいじめだと思っていない。
むしろ良いことをしているとすら思っている。人を殺した人への制裁・正義などと思ってる。
別に自分が何されたわけでもないのに。このあたりが救いようがない。
このクラスメート達のシーンが、また妙に明るく撮られているので逆に怖さが増す。

これだけ様々な憎悪狂気が入り乱れてるけど、根本的に登場人物たちは皆似ている。

皆、親だったり友達だったりと、誰かに振り向いてもらいたいと思ってる。
だけど振り向いてもらえなくて空回りして押しつぶされそうになっている人達。
そういった意味では切なさもある。

完全に鬼と化した森口だけど、実際には巧妙に精神的に追い詰めてはいるものの直接的な手出しはしてない。
最後の爆発だって少年Bの脳内妄想なだけであって、事実かは分からない。

そしてあの涙。

復讐が99%だとしても、
残りのわずか1%はやはり教師として命の重さを分かって欲しいという思いもあったのでは
なんて思ってしまったりもする。

ただそれも、最後の最後のセリフで分からなくなるけども(笑)

しかし松たか子の演技もさることながら、木村佳乃もすごい。超ハマリ役。
あの役、演じるの楽しそうw


映像も独特というか、中島監督節炸裂!!って感じでしたね。
賛否あると思うけど、私は好きです。音楽もすごく好みでした。

諸手を挙げてオススメ!!とはなんだか言えないんだけど
まだ未見の方には是非一度観て欲しいと思う作品でした。あ、大人だけね。子供は見ないでねw
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からの、ドラマ『鈴木先生』。
自分は逆でしたが。GO!

>renzi

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 C    

Author: C    
茅ヶ崎に住み茅ヶ崎で働く30代負け犬OLの偏りまくったシネマレビューです。
映画は大体月に6本~8本ぐらいレンタルして見てます。
(でもすぐ内容忘れちゃうw)
切なく純粋で余韻が残る系の映画が好き☆
時代背景は古いものがより好みで、
中世ヨーロッパが舞台の映画や、
80年代のアメリカの片田舎が舞台の映画を観ると内容に関わらずノスタルジックな気持ちになり鼻の奥がツーンとしてきます。
濡れ場は無い映画のほうが好きです。

レビューというほど大層なことは書けないので、部屋で友だちとDVD観ながらおしゃべりしてるような感じで書けたらなーと思ってます。

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