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天然コケッコー

●2007年【日】 上映時間:121分
●監督 山下敦弘
●キャスト
夏帆( 右田そよ)
岡田将生(大沢広海)
夏川結衣(お母ちゃん(右田以東子)
佐藤浩市(お父ちゃん(右田一将)

天然コケッコー [DVD]天然コケッコー [DVD]
(2007/12/21)
夏帆、山下敦弘 他

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【STORY】
山間の分校。小学校と中学校は同じ校舎の中にあり、全校生徒はたったの6人!右田そよは唯一の中学二年生。初夏のある日、東京から転校生・大沢広海がやってきた。期待に胸を膨らませるそよは仲良くなろうとするのだが、期待を裏切られ傷つく。海水浴、神社の境内で初めてのキス…、そして春が来て、みんな1学年進級した。楽しみにしていた修学旅行は東京。広海が育った街を始めて見ることが出来て喜ぶそよだった…。


【REVIEW】
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これはっ・・・・・!!!!
うん、すごくいい!とっても良い作品だった!!!
やっぱ私、くらもちふさこさんの作品はめっちゃツボなんだなあー。

アタシは本来こういう邦画にありがちな特に何事も無く淡々と流れていく映画がとても苦手。
そういうジャンルで面白いと思ったものにほとんど出会ったことがない。
だけど、この作品はその私の固定観念を覆してくれた!!

少女マンガを読むことからずいぶん離れてしまっているけど、夢中で読んでいた頃のことを思い出した。
どの部分を切り取っても名シーンに思えるほど、眩しく、キラキラと透明感に溢れていて、狂おしいほどの郷愁にかきたてられる。
リアルな田舎はあんなにいい人だらけじゃないと思うけど、
田舎に住んでない私たちにとってはそうであってほしいという理想の形なのかもしれない。

特に、主役の2人がいい。
そよちゃんのピュアなところとか、面倒見がよくって優しいところがにじみ出ているシーンが多く、温かい気持ちになった。
優しくて可愛すぎて泣けてきた笑
そよちゃんのどこがいいって、屈託が無くて、男子を変に意識してツンツンしたり、
カマかけてみたり駆け引きをしたりしないところだな。
私、ツンデレの男子は好きなんだけど、女子のツンデレは好きじゃないのね。
例えば、らんま1/2のあかね、とか、すごく苦手な女子のタイプ。
やっぱり女の子は素直が一番だと思う。

例えば、大沢君がキスをしてみたくてしょうがなくて、そよちゃんに「ね、いいでしょ?」みたいにお願いするところがあるんだけど
「いいわけなかろう笑」って笑いながら逃げるところが可愛くて可愛くて!
そのあと「そんな大したことじゃないって!握手と同じだって!」って大沢君は説得するんだけど
「じゃ、握手すればいいw」って笑ってかわすの。

そよちゃんは、多分既に大沢君のことは好きだったはずなのに、キスしないところがいい!
怒るとか異常に照れるとかじゃなくて、笑いながらかわすところがさ、そういうところがホントいいなーって。

それなのに、ジャケットと交換でしちゃうの(笑)
ああもう可愛いよー!

悪気がないけど人を傷つけてしまうような発言をしてしまう自分に落ち込んでいるシーンもものすごく共感できた。
あのシーンではアタシも一緒に泣いてしまった。

大沢役の岡田君もものすごくよかった。身近にいたらゼッタイ好きになる(笑)
結構毒舌だったり無遠慮な発言をくりかえしたりトリッキー(?)な行動したりするんだけど、
別に意地悪だとか嫌なやつではなくてただ不器用で無愛想なだけなんだよね。
石を割るシーンはそこらへんが顕著だたんじゃないかと思う。

でも、もし私だったら、彼の言動に傷ついたり踊らされたり不安になったりして潰されてしまうかもしれない。
そよちゃんが大沢くんにキスをしたあと大沢君に、「・・・もういいよ・・・。なんか愛がない。・・・帰ろ」って言われるシーンがあるんだけど
アタシだったら多分ものすごく落ち込むと思う。好きな人を傷つけてしまったとか嫌われたかも、とか思って。
だけど、そよちゃんは「うん」って普通にうけいれて、黒板へのあのシーンへ繋がる。

やっぱり彼にはそよちゃんしかいない!

みんなで海に行った帰りの分かれ道で、二手に分かれたあと、
「こっちに来ればふたりになれるかなと思って」ってサラっと言っちゃうところなんてキュンキュンくる。

そのあと、なぜかそよちゃんがお祈りしているときにキスしようとするんだけど、
いい雰囲気になったあとだったので、そよちゃんは、照れるとか受け入れるとかなのかなーと思いきや
「は?」ってイラっとしてた感じが良かったw
その後の「・・・別に?」も(笑)


くらもちふさこさんの描く男子はみんな魅力的。
この作品に関しては、登場人物がみんな魅力的!(シゲちゃん以外w)
あー、久々に海の天辺とかチープスリルが読みたくなってきた!!!


「もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、些細なことが急に輝いて見えてくる」
「いつか、こうして皆で登校したことが夢みたいに思うときが来るのかもしれない」

↑このセリフでノックアウトされました。

音楽もとても良かった。
ヘッドホンで観てたからなおさらかもしれない。
音楽と俳優と背景が三位一体となって素晴らしい作品を作り上げてました。

青春ってのはやっぱりいい。続かないものだからこそいい。

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私の中のあなた。

MY SISTER'S KEEPER

●2009年【米】 上映時間:109分

●監督 ニック・カサヴェテス
●キャスト
キャメロン・ディアス(サラ・フィッツジェラルド)
アビゲイル・ブレスリン(アナ・フィッツジェラルド)
アレック・ボールドウィン(キャンベル・アレクサンダー)
ジェイソン・パトリック(ブライアン・フィッツジェラルド)
ジョーン・キューザック(デ・サルボ判事)
トーマス・デッカー(テイラー・アンブローズ)

私の中のあなた [DVD]私の中のあなた [DVD]
(2010/02/19)
キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン 他

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【STORY】

弁護士のサラ・フィッツジェラルド(キャメロン・ディアス)は、夫・ブライアン(ジェイソン・パトリック)と長男ジェシー、長女ケイトとの4人暮らし。だが、2歳のケイトが白血病に侵されていることが分かり、家族の生活は一変してしまう。両親に残された希望はただひとつ。ケイトの生命を救う、ドナーにぴったりの新たな子供を遺伝子操作で作ることだった。そうして次女のアナは生まれてきた……。


【REVIEW】
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いやー、泣いた泣いた。
難病物って普段敬遠して見ないし、
見たとしても割と冷めた目で見てしまいあんまり泣くことはないんだけど、
これは泣いたわ。

「自分なら果たしてどういう選択をするか」「こうしたほうがいいに決まってる」
「でも、そうするには別の犠牲が伴うけどそれはどう思うか」
というような問題提起と、答えの出ないもどかしさは、『ブタがいた教室』とちょっと似てたなあ。

序盤は妹のアナ目線で進んでいくので、どうしてもアナ寄りになってしまう。
自分だったらどうだろう。
姉を生かすために生まれてきた存在だったとしたら・・・・。
親は姉にかかりっきりで、自分はあまりかまってもらえていないのにもかかわらず
「姉を生かすためだ」、と自分はまるで道具のように辛い検査や手術をしなければならないとしたら・・・・。
しかも「辛い思いをするのは嫌だ」と訴えたら、母親に人でなしだ、と激昂され・・・・。
あれじゃ後々自分のアイデンティティを見失ってグレてしまったとしても致し方ない。


もともと、普通に望まれて生まれてきて、姉がいて、その姉が突然重い病気になって、
そのために協力してくれというなら分かる。むしろ、喜んで協力するだろう。
でも、自分の生まれてきた意味が、姉を生かすため、だなんて悲しすぎる。
それでも、姉を愛していて、姉のために一生懸命動いているアナに涙。


私は子供がいないからよく分からないんだけどさ、
たとえばじゃあ、アタシの愛する猫で考えてみる。

もともと飼ってる猫が病気で、それを治すためには別の猫の臓器提供が必要で、
でもどの猫でもいいってわけじゃなくて、ある条件を満たした猫じゃなくちゃだめで、
たまたまその猫が、家にいる別の飼ってる猫で、その猫に辛い思いをさせないといけないとしたら・・・

・・・・・・・・・・・やっぱり答えなんて出せない。


そしてケイト目線。
もし自分がケイトだったら・・・・・・・
アタシも年明けに入院したんだけど、もちろんケイトのように難病でもないし、
入院生活も1週間ほどだったけど、死ぬ寸前だったし、ものすごく地獄だったの。
傷口もすっげー痛むし。

そして家族がお見舞いに毎日来てくれて色々と世話をしてくれたりしたけど、
みんな仕事もあるのにいつも来てくれて悪いなって思ってた。
特に祖母が「出来ることなら代わってあげたいよ」って言ってくれた時は、
その気持ちがありがたくて泣けたけど
同時に、おばあちゃんにこんな苦しい思いを味あわせたくないって思った。
ケイトもそんな感じだったかもしれない・・・・・。

だから、ケイトは誰にも辛い思いや嫌な思いをさせないように死を受け入れ、
余生を好きなように過ごしたかったのに、母親はそれを許さず・・・・・
途中からもう、ケイトを生かしたいのはもちろんだろうけど、
なんていうか「死なせたくない」っていう一心のようになっていて空回りしまくってたね。

ケイトのためを思ってやってるんだか自分のためなんだかよく分からなくなってた。
多分、彼女自身も訳分からなくなってたのかもね。
ケイトが息を引き取る日にベッドでケイトに抱きしめられながら号泣していたけど、
なんか絶望とか無力とか苦しみとか悲しみとか解放とか安堵とか色々なものが混じった涙だったんだろうなと思う。

ケイトがアルバムを見ながら家族へ向けての独り言を言うシーンでは本当に泣けた。
救いは、ケイトが恋出来たこと、だな。
大好きな人が先に待っていると思えるだけでも、少しは気が楽になれたかもしれない。


ただ、終わり方はなんだかなー。
ちょっぴり興ざめ。綺麗にまとまりすぎてて・・・・。

んで、最後まで観て思ったんだけど、なんでタイトルは「私の中のあなた」なのかな?
アナがケイトに臓器提供してケイトが生き延びるんなら分かるけど、、
ちょっぴり疑問でした。

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プロフィール

 C    

Author: C    
茅ヶ崎に住み茅ヶ崎で働く30代負け犬OLの偏りまくったシネマレビューです。
映画は大体月に6本~8本ぐらいレンタルして見てます。
(でもすぐ内容忘れちゃうw)
切なく純粋で余韻が残る系の映画が好き☆
時代背景は古いものがより好みで、
中世ヨーロッパが舞台の映画や、
80年代のアメリカの片田舎が舞台の映画を観ると内容に関わらずノスタルジックな気持ちになり鼻の奥がツーンとしてきます。
濡れ場は無い映画のほうが好きです。

レビューというほど大層なことは書けないので、部屋で友だちとDVD観ながらおしゃべりしてるような感じで書けたらなーと思ってます。

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