スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スラムドッグ$ミリオネア

●2008年【英・米】 上映時間:120分
●監督 ダニー・ボイル
●キャスト
デヴ・パテル(ジャマール・マリク)
マドゥール・ミタル(ジャマールの兄 サリーム・マリク)
フリーダ・ピント(ラティカ)
アニル・カプール(「クイズ$ミリオネア」司会 プレーム・クマール)
イルファン・カーン(警部)

スラムドッグ$ミリオネア [DVD]スラムドッグ$ミリオネア [DVD]
(2009/10/23)
デーブ・パテル、アニール・カプール 他

商品詳細を見る




【STORY】

インドのスラム出身の少年ジャマールは人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった自分の過去を話し始める。そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の物語があるのだった…。

【REVIEW】
rating_06.gif

すごいっ・・・・・・・

なんて素晴らしい作品なのだろう。
背景が背景なので、「良い映画」と言ってしまうのはなんだか憚られるけど、素晴らしい作品に違いは無い。

こちらにも熱気が伝わってきそうなインドの空気や情景と
スピーディーで躍動感のあるカメラワーク・映像や配色が、もうめちゃくちゃツボ!

インドのムンバイ出身の少年が、クイズミリオネアに出演してあと1問で大金を手にする。。。ってところで、
司会者の嫉妬からなのか、「インチキしてるに違いない」って警察に通報されて、
警察側も、「スラム出身で無学のお前が大学教授でもクリアできないようなクイズで、こんなに正解できるわけない!どんな手を使った!!」ってインチキを疑わず、
ジャマールは電気を流されたり水に顔を突っ込まれたり、と拷問を受けるんだけど、
本当、スラム出身というだけでものすごい偏見と差別なんだよね。
スラム出身だって無教養だって、頭が良い人は頭が良いのだけど。
むしろ良い教育を受けた馬鹿のほうがたくさんいるわ。

ミリオネアの司会者は(←みのもんたっぽいのw)、最初はすごい笑顔でホスト役をつとめてて、
いい人そうに見せかけてすごい腹黒い。
ちくちくと、ジャマールがスラム出身で現在コールセンターでお茶くみをやってることを馬鹿にする。
だけど、すぐ脱落すると思われたジャマールがどんどん正答していくにつれ焦りが見え、
結果通報、という最悪な輩。
まあ、人間臭いっちゃー人間臭いか。結構いそうだよねこういう人。


その後、ジャマールは警察で番組の録画を見ながら、なぜこの問題に答えることができたのかという取調べに
答えていくのだけど、その理由が壮絶で切なくてリアルで胸が詰まる。

やっぱ、ダニー・ボイルはすごい。こんなストーリーを思いつくなんて普通じゃない


特に目を潰された男の子が、
悲しそうなわけでもなくそれを受け入れて生きていることがたまらなくて泣けてしまった。
あんなに小さいのに、そんな風に割り切るなんて悲しい。

でも、きっとそれがリアルだし、そうするしかないんだろう。
こんな風に思ったことをブログにしたためている私は平和なんだ。


先日、タイに旅行に行ったとき、小さい子供(←まるで死んでるように見える)を抱いた女性や老婆、
手足がない人が路上で物乞いしてるのをたくさん見た。
連れは「ばあちゃんの物乞いはきついな・・・」って小銭を恵んでいたけど、
もしかしたら、それをピンハネしているマフィアだとかがいるのかもしれない。
手足が無いのは、より同情を乞うために切り落とされたのかもしれない。
恵んだ小銭はその人のために果たしてなっているのかな・・・と重い気持ちになったのを思い出した。

そして、物語を追うにつれ、なぜこの少年がミリオネアに出演したのか、
という理由が明らかになってくるのだけど、これがまた切ない。でもとてもピュアで美しい。


幼少期から青年期までのジャマール・サリーム兄弟と、ラティカは本当に可愛い。
特にジャマールの幼少期なんて食べちゃいたいほど可愛いし(走り方とか!)
大人になったラティカは息を呑むほど美しいです。

ちなみに、ママンの元からラティカを救い出し、ホテルのようなマンションのようなところで
ジャマールとラティカがまどろんでるとき、兄のサリームが来て、ジャマールに出てけ、というんだけど、
ここのくだりがよく分からなかった。



スラム出身の貧しい青年が最終問題で正解するか否か、大金をつかむか否か、
そんな単純な、サクセスストーリーでは無い。問題の途中でもう彼は一番の望みが叶えられた。


ラストも、ドラマチックだけど嫌味な感じじゃなくて素直に受け入れられ、涙が溢れた。
(その後のダンスでちょっと萎えたけどw)

まだ未見の方は必見です。
めちゃくちゃおすすめ。
スポンサーサイト

PageTop

プロフィール

 C    

Author: C    
茅ヶ崎に住み茅ヶ崎で働く30代負け犬OLの偏りまくったシネマレビューです。
映画は大体月に6本~8本ぐらいレンタルして見てます。
(でもすぐ内容忘れちゃうw)
切なく純粋で余韻が残る系の映画が好き☆
時代背景は古いものがより好みで、
中世ヨーロッパが舞台の映画や、
80年代のアメリカの片田舎が舞台の映画を観ると内容に関わらずノスタルジックな気持ちになり鼻の奥がツーンとしてきます。
濡れ場は無い映画のほうが好きです。

レビューというほど大層なことは書けないので、部屋で友だちとDVD観ながらおしゃべりしてるような感じで書けたらなーと思ってます。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
最新トラックバック
検索フォーム

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。